回復のしかた

精神疾患は一度発症してしまうと、回復と再発をくりかえしてしまう例が少なくありません。残念ながら回復までにはかなりの時間がかかりますが必ず治る病気です。
ただし暴言・暴力・激しい興奮などの異常行動がある場合には東洋医学は不適応です。まず薬物療法を優先してください。

身体感覚の回復

治療がすすむにつれ、それまでは体の感覚など全く感じていなかった人でも、腕が緊張している・肩こりがある・足が冷えている・目が疲れる・・というように、まず身体感覚をより強く感じるようになります。

それに伴い、眠気 空腹感 疲労感 排泄感 呼吸 血圧 運動への欲求・など自律神経の反応がより強く明確に現れるようになります。
夜には強烈に眠くなる 朝は空腹感や排泄感で目がさめる 動くと適度に疲れを感じる・・というように自律神経のリズムが正常に戻るにつれ、何かに守られているという大きな安心感が内側から生まれてきます。

健康な人は元々持っている安心/安全という感覚の中で生きていますが、精神疾患は主に幼少期に身についた不安/恐怖感/否定・というような感覚が基本にあります。
そのことで他人や周囲に依存して安心や安全を得ようとしてさらに不安定になる場合もあります。
人には元々もっている自然治癒力があり、疲れても元に戻れる 楽になれる 安心していられる・という感覚をより強く大きくすることで不安や恐怖感は減少します。

幼少期に身についた、ものの見方考え方 予期不安 行動のくせ・・といった心のくせが、生きるパワーに障害になっている例がほとんどです。この障害を取り除いてゆくことで身体のパワーは復活します。

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---- copyright nishio kenichi 2014/04/01 ----