症状： AC （アダルトチルドレン）
AC （アダルトチルドレン）は病名ではないのですが、このごろ一般に知られてきた症状です。
症状の特徴
ACの方は周囲とのコミュニケーションがうまくできないことが大きな特徴です。人間関係・仕事との関わり・社会との関わり・・などなど人間社会の中で生きてゆくうえで周囲との社会的な関わりがうまくできるのとできないのでは、その苦楽が大きく違ってきます。
人間関係の学習や構築技術は幼少期に主に親や家族との関わりの中で学ぶものですが、親の暴言暴力・愛情不足・過鑑賞・冷遇・異常行動・・など幼い子供にとって安心していられない状況にさらされてしまうと不安や恐怖感・嫌悪感などの感覚ばかりになり他人とのコミュニケーションは楽しくない・いやなもの怖いもの不安なものとして学習されてしまう可能性があります。
このような環境の中では大人になったとき他人の言葉や行動に対して不安や恐怖・嫌悪感といった感覚が過敏になります。ちょっとした他人の言葉が、自分を否定され非難されたり冷たくされたように感じられてしまうのは自然な反応だと思います。
常に周囲のことが気になってしまうため他人の顔色を見て、それがよくても悪くても過剰に反応してしまうということが起きます。
また友達関係・恋愛関係などでも極端に甘えたり愛情を求めたり・逆に愛されていないと感じたり相手の気持ちを試すような行動をしたり・・と関係づくりがとても不安定です。
体の特徴
周囲に対して常に不安が基本にあるため心も体も常に緊張し萎縮しています。とくに腕や首肩 胸背中・顔 おなかなどに慢性的な緊張がみられます。
これらの緊張からくる手足の冷え おなかの症状 息苦しさなど自律神経の症状をもつ方々が多いです。
治療方法
まずは体の慢性的な緊張状態を解放させるとともに、意識を自分のほうに向けるように誘導します。体に余裕があると周囲が気にはなっても大きな影響は出なくなりますし、常に自分は大丈夫なのだという目線を習慣づけることで周囲を気にしすぎることが減ってきます。
また自分を理解してくれる・心や体を包んでくれる・優しくふれてくれる・温めてくれる・・など本能的に安心してていいのだという感覚をくりかえし身につけていただく治療を行います。
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